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登録日:2022/08/11 (木) 22 13 30 更新日:2024/03/31 Sun 20 49 10NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 COWCOW Kis-My-Ft2 わさドラ映画リンク アニメ アニメ映画 クーデター シンエイ動画 ドラえもん ペコ リメイク 世界征服 先取約束機 光のシグナル 八鍬新之介 劇場版 古代兵器 大魔境 小栗旬 映画 映画ドラえもん 東宝 清水東 犬 良リメイク 藤子・F・不二雄 仲間がいる。 冒険がある。 ●目次 概要 ストーリー 登場人物〜いつもの仲間達〜 ゲストキャラクター 本作での用語 ひみつ道具 主題歌 余談 「ドラえもん新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜」とは、2014年3月8日に公開されたアニメ映画である。 概要 ドラえもん映画としてはシリーズ第34作目の作品で、わさドラ映画としては9作目に当たる。 この年は藤子・F・不二雄の生誕80周年・テレビアニメ35周年・テレビ朝日開局55周年の節目の年であり、それらの記念作品としての側面も持っている。 本作は1982年3月13日に公開された「ドラえもん のび太の大魔境」のリメイク作で、「新魔界大冒険」や「新鉄人兵団」等のリメイク作のように新キャラクターやリメイク独自のオリジナル展開を敢えて入れずに原作の深掘りに重きを置いた作風となっているため、初見勢も旧作ファンも見やすい作風が特徴である。 劇場版発表後の恒例となっている漫画版や超特別編の類が今作は作られておらず、「パラレル西遊記」以来久方ぶりに新作ストーリーが作られていない劇場版作品となった。但し、3DSでは本作が題材となっているゲームは例年通り発売されている。 ストーリー 夏休みのある日のび太はいつもの空き地でジャイアンとスネ夫に呼び出され、今年の夏休みは未発見の魔境へと冒険をする計画を立てていることを聞かされ冒険の予定地を探し出すよう命令されてしまう。 すっかり困り果てたのび太はドラえもんへ泣きつき、ひみつ道具の自家用衛星を借りて目的地の選定を始めるが、衛星から送られる写真が膨大な上に途中でママにお使いを頼まれてしまう等の要因が重なって作業は中々進まなかった。 しかし、お使いの道中捨て犬を見つけちょっとした偶然から飼うことを許され「ペコ」と名づけ一緒に暮らし始めたことがきっかけとなりのび太達はジャングルの奥地に佇む不思議な巨神像を巡る大冒険へと挑むことになる。 登場人物 〜いつもの仲間達〜 ドラえもん CV:水田わさび のび太に泣きつかれ自家用衛星を出したものの当の本人は現代に於いて魔境と呼べるような場所など無いとかなり消極的な姿勢だったが、のび太のやる気に押されて本格的に魔境探しの手伝いに奔走することになる。 物語の前半はお馴染みのひみつ道具達をみんなに貸し与えて冒険のサポートをするが、後半はジャイアンの提案や自身の落ち度から便利な道具の大半が使用不可に陥る憂き目に遭うものの持ち前の知恵とあり合わせの道具でダブランダー達と立ち向かう。 のび太 CV:大原めぐみ 難題に困り果ててドラえもんに泣きつく所はお約束だが、今回は珍しくやる気に溢れていて「夏休みを潰してでもやる価値はある」とまで言い切っており、諦観気味だったドラえもんの気持ちに火をつけるといういつもとは逆の構図となっている。 作業の最中に頼まれたお使いでペコと出会い餌をあげた結果懐かれてしまうが、トラブルに乗じてママにペコを飼うことを認めさせる抜け目なさはある意味必見。 旧作では叶わなかったサベール隊長との一騎打ちが本作では見事に再現されていて、電光丸の力を借りたとはいえ凄腕の剣士であるサベールを相手に諦めずに立ち向かう姿は彼の隠された本質が見事に発揮されており本作の見どころの一つとなっている。 源静香 CV:かかずゆみ 本作では出会ったばかりのペコや冒険で出会ったオカピの親子等動物にも優しく接するいつもの姿を見せる一方で自分達を襲いにきたゴリラにスーパー手袋を用いて笑顔で空に投げ飛ばすというえげつない一面を覗かせたりもする。 物語の終盤碌なひみつ道具を使えないままダブランダー達と決戦に臨む際、あるひみつ道具の効果を逆手にとって事態を好転させており、本作に於けるMVP級の活躍を果たす。 冒険の途中でお花摘みに行ったり思わず腹の虫を鳴らしてしまったりと今作は何かと恥じらうシーンが多く、どのシーンもとても可愛いので静香ファンは一見の価値あり。 ジャイアン(剛田武) CV:木村昴 のび太に難題を押し付け、冒険が思い通りにいかないと癇癪を起こして中止を宣言し、冒険が再開となったら緊張感が薄れるからとひみつ道具のいくつかを没収する等前半はいつもの横暴さが全開だが、自分の軽率な言動の結果仲間達を何度も危険に晒してしまった事に対して責任を感じ1人で抱え込むも、ペコ相手に思わず弱音を吐きながら泣き崩れてしまう普段は拝めない彼の弱さを垣間見せる。 中盤以降はその責任を果たす為に自ら危険な役目を請け負ったり、圧倒的に不利な敵地へと躊躇いなく向かう勇気を見せる。また、全てが終わった後でクンタック達から宝物を進呈されても「国の再建に役立てて欲しい」と断る等漢気全開の活躍をしてくれる。 今作の彼は裏主人公と言っても過言ではない。 骨川スネ夫 CV:関智一 全編を通してある意味いつも通りの調子で、調子のいいことを言ったかと思えば危険な目に遭いそうになった途端に怖気付いたり消極的になるいつものお坊ちゃん振りを見せる。 しかし、やる時はやる姿勢も健在でオドロンドロの谷の秘密を捨て身で暴いたり、仲間を見捨てずに危険な戦場へ身を投じたりと、なんだかんだで冒険のメンバーとして活躍してくれる。 出木杉英才 CV:萩野志保子 ペコの悪戯によって偶然衛星の写真に映り込んだ謎の石像について相談にやって来たのび太達にヘビースモーカーズフォレストの話を引き合いに出し、該当地域の空撮が困難であることを教えてくれた。これによってのび太達は石像が未発見のものであることを確信し石像を冒険の目的地に決定することとなる。 なお、ここまで親身になって相談に乗ってくれたのに本人は冒険には誘われないという不遇っぷり。 宇宙小戦争では塾の講習というエクスキューズがあるため、そう言う事なのかもしれないが。 ゲストキャラクター ペコ CV:小林ゆう 空き地にいた捨て犬で立っているのもやっとなほどやつれていたが、のび太がソーセージをあげたことで懐いてしまいついてきてしまうも、ママが紛失した鞄を見つけるという手柄を立てた事で飼うことを許されペコと名付けられて野比家で暮らす事になる。 のび太やドラえもんが感心する程上品な立ち振る舞いや知性を持つ一方で衛星のコンソールを弄ってのび太の部屋を写真まみれにする悪戯もするが、これが巨神像の発見のきっかけに繋がる。 冒険に於いてはマスコット的な存在感でのび太達から可愛がられるも、ワニに襲われたのび太を助けるためにワニに立ち向かったり、ヒステリーを起こしたジャイアンに寄り添う等単なるペットではなくれっきとしたのび太達の仲間として冒険へと同行するが… お見事!流石は僕が見込んだ皆さんです! クンタック王子 CV:小林ゆう その正体はのび太達が目指している巨神像が祀られているバウワンコ王国の出身者にしてバウワンコ108世の息子であり次代の王となる存在。 本作の黒幕であるダブランダーの陰謀によって父王を毒殺され、その濡れ衣を着せられた事で反逆者として国を追われしまい、逃亡の最中サベールに見つかり一騎打ちに持ち込まれるが戦いの最中湖へと転落して地下水脈から人間の世界へと流れ着き、様々な経緯を経てのび太の住む練馬区へと辿り着いた。のび太から最初に与えられたことから、魚肉ソーセージが好物になった様子。 上記の気品や知性に加えて剣術にも優れ、国民の気持ちにも寄り添うことのできる王に相応しい資質を持っているが、本人は父やスピアナ姫を守れず、のび太達やバウワンコ1世の予言に縋ることしか出来ない自分に無力感を抱いていたが、のび太の明るさやジャイアンの漢気に触れてダブランダーへと対峙する覚悟を決めていく。 スピアナ姫 CV:夏目三久 クンタックと恋仲にある次代の王妃となるお姫様。原作・旧作から大幅にデザインが変更された。 今作は彼女の事が掘り下げられており、ダブランダーによって王宮に軟禁されながらもクンタックの生存と帰還を信じ続け国民のために昼夜を問わず平和の祈りを捧げる懐の深さとダブランダーに妃になるよう言い寄られようとも決して屈しない芯の強さを持ち合わせており、クンタック同様に彼女も王妃たる器の持ち主であることが描写されている。 ブルスス CV:広瀬正志 バウワンコ108世の代から親衛隊長を務める大柄の男でクンタックからの信頼も厚かったが、ダブランダーが実権を握った後は親衛隊長の任を解かれ投獄されていた。 王国へたどり着いたのび太達によって脱獄に成功し、以降は行動を共にするが巨神像へと向かう道中敵に見つかった一行を逃すために殿を務めた。 チッポ CV:坂本千夏 ダブランダーの命令によって両親が古代兵器の製造員として拉致されてしまい、碌な食事も出来ず空腹のあまりブルテリとバーナードの弁当を盗んでしまい2人に追いかけ回されていたところをクンタックに救出される。 以降は王国を自由に歩き回れない一行の偵察兼脚として手助けを行い、終盤では子供でありながら王国の人々にクンタックが奮闘している事を話し周り人々がダブランダーへ蹶起を起こすきっかけを作った。 ダブランダー CV:飯塚昭三 バウワンコ108世を殺害しクンタックを国から追放した本作の黒幕。 バウワンコ108世が王位についた時期から「古代兵器を蘇らせ外の世界を侵略して世界征服をする」という野心を抱いており、手下のコス博士と共にバウワンコ1世が封印した古代兵器の記録を研究していた。そして、古代兵器の研究に目処がついた段階でバウワンコ108世を毒殺し、状況証拠からクンタックが王の殺人を目論んだように仕向けて国から追放した後に実権を奪い取り圧政を敷いて国民に古代兵器の製造を強要する紛う事なき暴君として君臨している。 コス博士 CV:宮澤正 ダブランダーの腹心の部下の一人。旧作は別人レベルのデザインになっていたが、今作は原作準拠のデザインで登場した。 封印されて久しい古代兵器の開発を一手に担っており、クンタックが失踪してから国に戻るまでの間に実戦に耐えうるレベルにまで古代兵器を復元させる程の優秀な頭脳を誇る。 終盤ではバウワンコ1世の予言を引き合いに出してクンタックの動きを予測し、復元した古代兵器の指揮を取って一行を追い詰める。 サベール隊長 CV:小栗旬 ダブランダー統治下の兵隊達を統率する凄腕の剣士。 石像や大木を一振りで切り裂き、剣の名手であるクンタックですら苦戦を強いられる程の腕前を誇る上に優れた洞察力も備えており、僅かな違和感も見逃さずにすれ違ったチッポの荷車を検閲し、切り裂かれた槍の断面からそれがクンタックの仕業であると一目で見抜いている。 終盤での彼とのび太の決闘は名シーンとなっており、最後まで諦める事なく自身に打ち勝ったのび太に潔く負けを認める彼なりの騎士道精神が垣間見える演出がなされている。 演者はテレビアニメ版で「甘栗旬」という、自身のセルフパロディ的キャラの声でも出演経験がある。 ブルテリ バーナード CV:COWCOW(多田健二(ブルテリ)、山田善し(バーナード)) 常にコンビで行動する下っ端の兵隊。原作・旧作には登場しない本作のオリジナルキャラクター。 演者のネタにちなんで「あたりまえ」が口ぐせ。 なにかと不幸な目にあっており、腹をすかしたチッポに弁当を盗られる、死んだと思われていたクンタックに叩きのめされる、脱獄中のブルススに階段から投げ飛ばされる等登場してから殆ど良いことがなく最終的には皿洗いにまで降格(?)させられていた。 原住民 ジャングルに居を構える現地の人々。 ドラえもんの船が壊れてしまいワニ達に襲われかかっていた所を助け出してくれた上に村にも迎え入れてくれた。 バウワンコを讃える祭りの中で族長からバウワンコ王国への道のりの険しさを教えてもらうも、ジャイアンが軽はずみな言動をした事で神を恐れない者達とみなされ全員の不興を買い、半ば強引な手段で一行を村から追い出した。 本作での用語 ヘビースモーカーズフォレスト タバコ好きの森という意味を持ち中部アフリカの一部に常に厚い雲がかかっていて衛星による空撮が出来ない地帯が存在しており、その雲の真下にバウワンコ王国は存在していた。 そして雲に邪魔されずに空撮が可能なドラえもんの衛星に巨神像が捕捉された事で今回の冒険が始まることとなる。 バウワンコ1世 王国の初代王。 彼が存命していた当時王国は優れた科学技術を有していたが、それに伴う兵器開発によって世界が滅亡に向かうことを憂いた彼は兵器開発の一切を禁じ平和の象徴として巨神像を建立させた。 彼の時代から5000年近く経った今でもその存在感は大きくスピアナ姫は亡き彼に平和の祈りを捧げ、クンタックは彼が残した予言を信じて行動しており、王族の中でも一目置かれた英君であった事が窺える。 巨神像 バウワンコ1世によって建てられた平和の象徴の石像。 王国の市街地から離れたジャングルの奥地の祭壇に建てられており、ある程度距離が離れていても姿が見える程の大きさを誇る。 クンタックはバウワンコ1世が残した 「国乱るる時、10人の外国人来たりて巨神の心を動かさん」 という予言を信じて包囲網を掻い潜りながらこの像の元へと向かうことになる。 巨神像の秘密 その正体は嘗ての科学技術によって作られた自律行動が可能な石像。足元から内部に入れるようになっていて内部には宝物庫や巨神を動かすためのコアが存在している。 とある助っ人のおかげで内部への侵入に成功したジャイアン達の手によってコアが起動し王国を守るべくダブランダーの軍隊を相手に大立ち回りを繰り広げる。 7の7倍の牙の王 村から追い出された一行が最初にたどり着いた広大なサバンナにて出会った象の群れ。族長の言葉に慄きながら進んでいた一向にとっては癒しの存在であり和やかな雰囲気でサバンナを進んでいくことに… …なるわけもなく、牙の王というのは象達ではなくライオンのこと。象達が危険を察知して逃げ出した直後、茂みから群れが現れあっという間に囲まれてしまい絶体絶命のピンチへと陥る。 しかし、突如バウワンコの像の幻影が現れ、手から雷を放ち群れを蹴散らしたことで難を逃れた。 オドロンドロの谷 死霊が渦巻く死の国と呼ばれている場所。 崖は険しい上にとても脆く下るのが困難な上谷底は不気味な唸り声が響き渡り人魂ような光る何かかが漂っているとても不気味な場所なのだが……。 死霊の国の正体 実際は科学的に説明がつく現象ばかりで、唸り声は谷底一帯が火山帯で時折噴出する蒸気が穴だらけの岩を通り抜ける際に笛と同じ原理で唸り声のような音を出させ、光る人魂はブヨのような小さな虫に発光バクテリアが付きスイミーの魚達のように大群で飛んでいたため人魂のように見えたという、タネが分かればなんということのない場所だった。 火を吐く車/空飛ぶ船 バウワンコ1世が封じた記録をダブランダー達が掘り起こし、コス博士の手によって現代に蘇った古代兵器達。 終盤にてコス博士の指揮の元出撃し車の火炎放射と船の空爆でジャングルを焼き尽くし一時はクンタックも敗北を覚悟する程の戦力差を見せつけた。 更に本作ではコス博士が搭乗していた旗艦に「遠吠え砲」と呼ばれる長射程・高威力のエネルギー砲(コス博士曰く、山をも砕く威力)が搭載されており、巨神像を一時的とはいえ機能停止に陥らせている。 リメイク前までの長い間、ファンの間では「木製の戦車や木製のヘリコプター式の船で人間界に侵攻するなんて、もはや笑い話にしかならない」というようなことを言われていたが、本作では上述のように兵器のレベルがリメイク前とは全く別物と言っていいほどに強化されているため、人間界侵攻のための兵器として十分説得力のあるものになっている。 仮にこの兵器(特に遠吠え砲が搭載の空飛ぶ船)が量産されて外の世界の主要施設や市街地に放たれた場合、人類側は甚大な被害を被ることは想像に難くない。 バウワンコ1世が兵器開発を禁じるのも納得の兵装と言えるだろう。 また、巨神像も含めこれらの兵器を数千年以上前に生み出す技術力がありながら平和を保ってきたのは特筆に値するといえる。 ひみつ道具 ひみつ道具一覧 自家用衛星 ドラえもんが魔境を探すために打ち上げた小型の衛星。雲等に遮られることなく撮影ができる高い性能を誇り、南アフリカを何度も往復しながら撮影した結果巨神像を見つけるに至った。 かべがみ犬小屋 壁に貼ることで別の部屋を作り出す事ができる道具。 ママの許しを得てペコを飼うことになったドラえもんがペコの部屋として用意した。更にバウワンコ王国に到着してからはダブランダーの捜査網から隠れるための拠点として利用された。 6面カメラ 撮影した対象を前後上下左右の6方面から撮影出来るカメラ。ペコが見つけた巨神像の写真を詳しく映し出す為に使用された。 どこでもドア お馴染みの移動手段。 冒険の舞台となる南アフリカへと移動する為に使われるが、2度目の冒険の際にドラえもんが空き地側のドアを消さなかったせいで空き地へ不法投棄されたゴミと勘違いした神成さんに解体され使用不可能になった。 解体されたドアの断面や神成さんの様子を見るにノコギリで切られたっぽいのだが、機械じゃないの?とツッコミたくなるのは内緒。 着せ替えカメラ 冒険の道中で水辺を見つけた一行が水遊びをする為の水着に着替える為に使用した。 タケコプター お馴染みの移動手段その2。 最初の冒険の時はジャングルの猛獣達と戦うために使われたが、2度目の冒険の際にジャイアンに没収され空き地に放置することになってしまった。 桃太郎印のきびだんご/スモールライト/ショックガン/スーパー手ぶくろ 猛獣さそいよせマントの力で誘き寄せられた猛獣達を対処する為にドラえもん・のび太・スネ夫・静香の順に使用された。 タケコプター同様2度目の冒険の際はジャイアンに没収され空き地に置いていくことになった。 猛獣さそいよせマント 猛獣達を怒らせヘイトを向ける光を放つマント 冒険の道中が平和だったため危機感を演出する目的で使用。ジャイアンが纏った事でチーター・大蛇・サイ・ゴリラ等が一行に襲いかかって来たものの、上記の道具によって撃退された。 出前電話 どこにでも出前が駆けつけてくれる電話。 冒険の途中で空腹になったみんなの為にドラえもんが出したものの、雰囲気が壊れるからとジャイアンに使用を反対され未使用のまま終わった。 植物改造エキス 出前電話の代替品として使用された道具。 2種類のエキスが登場しており、1のエキスは植物に注入する事でエキスに応じた食べ物の実を実らせ、2のエキスは植物自体の形状を変化させる効果を持ち大木に注入して休憩場所を作るのに使われた。 即席エレベーター 吸盤のついたロープを行き先に取り付ける事で一人乗りのエレベーターとして機能する。 劇中では上記の休憩場所へ登る時とオドロンドロの谷を下る際に使用されたが、谷を下る際に支点にしていた岩が崩れてしまい使い物にならなくなった。 キャンピングハット ドラえもんが冒険開始時から被っていた帽子にスイッチがあり、起動する事でベッド等が備えられている即席のテントとして利用できる。 原住民に追い出され再びジャングルを彷徨うことになった際にドラえもんが本来の機能を解放して一夜を過ごした。 電車ごっこロープ 電車並みの速度で走ることが出来る紐状の道具。 雪山を踏破する際、滑落防止のザイル兼移動手段として利用された。 尚、のび太達からの評判はすこぶる悪かった。 重力ペンキ 重力の流れを変える事が可能で塗られた箇所は地面として歩けるようになる道具。 トラブルにより使用不可になった即席エレベーターの代わりに使用され、谷底へ辿り着いたところでペンキが底をついた。 さかのぼりボート 水流の流れに逆らって進む事ができるボート。 クンタックが自分の正体を明かし、オドロンドロの谷底から王国へ向かう途中道が途切れてしまった際に使用し、地下水脈の流れに逆らって犬の王国へ辿り着いた。 変身ドリンク 飲む事であらゆる物に変身できるドリンク。 ダブランダーの捜査網を欺くためにチッポ以外の全員が飲んで芋に変身し、サベールの検閲を切り抜けた。 通りぬけフープ 恒例の壁抜け手段。 牢獄からブルススを救出する際に牢獄への侵入や脱出のために使用された。 先取り約束機 トランシーバー型の道具で、これに約束を言う事で自分が望む事象を先取りできる。但し、叶えてもらった事象は後日その分だけ約束として果たさなくてはならない。 劇中ではドラえもんがみんなの空腹を満たす目的で使用したが、その後に静香がお風呂に入って体を綺麗にする目的で使用した。 ダブランダーとの決戦に臨む間際、静香の閃きによって後で必ず過去の自分達を助けにいくと約束し未来の自分達に助けを求めた事でひみつ道具を装備したもう1組ののび太達が駆けつけ、ダブランダーの兵隊達にひみつ道具で応戦し現在ののび太達が巨神像へと侵入する手助けをした。 名刀電光丸 刀を検知して自動的に受け止めてくれる刀。 一行を追って巨神像へ入って来たサベールを足止めする為にドラえもんがのび太に託し一進一退の攻防を繰り広げるが、戦いの途中で電池切れを起こしてしまい迎撃機能を失うも最後まで諦めなかったのび太にハプニングが味方し、兜割りを決めてサベールを打破した。 主題歌 オープニング-夢をかなえてドラえもん 作詞・作曲:黒須克彦 / 編曲:大久保薫 / 歌:mao / コーラス:ひまわりキッズ(コロムビア) エンディング-光のシグナル 作詞:せんせい(東京カランコロン) / 作曲:中谷あつこ / 編曲:鈴木雅也 / 歌:Kis-My-Ft2(avex trax) 劇中歌-友達 作詞・作曲:多田慎也 / 編曲:NAOKI-T / 歌:ジャイアン木村昴 余談 わさドラ映画では恒例となりつつあるエンドロール後の予告映像はドラえもんの鈴に星が重なり、赤いマスクを身に付けたドラえもんのシルエットが映し出される演出がなされており、宇宙を背景に2015年春の公開が告知され後に「ドラえもん のび太の宇宙英雄記」であることが正式に発表された。更に「春ドラの次は、夏ドラです。」というキャッチフレーズが流れるとともに「STAND BY ME ドラえもん」の予告映像も公開された。 前作:ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 次作:ドラえもん のび太の宇宙英雄記 項目荒れる時 10人のアニヲタ民現れ 追記・修正を行わん △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 火を履く車や空飛ぶ船は武装が貧弱な上にスピードが出ない上に紙装甲だから。奇襲で一撃与えたらあとは負ける未来しか見えないんよ -- 名無しさん (2022-08-11 23 37 50) 遠吠え砲は確かに強力だけど一隻だけじゃなあ -- 名無しさん (2022-08-11 23 46 42) 遠吠え砲量産できたとしてもあの紙装甲だと更に遠距離からミサイル撃たれて終わるしね -- 名無しさん (2022-08-11 23 50 32) 当時のコロコロコミックの特集についてた四コマ漫画の一つの四コマ目に 「ボクも行きたかったなぁ…」と一人自室で勉強をする出木杉君が描かれている -- 名無しさん (2022-08-12 00 19 44) CV:小栗旬のサベール隊長がめちゃくちゃカッコイイんだよな -- 名無しさん (2022-08-12 07 42 03) コス博士死なないのは子供向けの配慮なのかなと思ってたら、原作でも死なないどころか映画で死んだことに藤子先生マジギレしてたのか -- 名無しさん (2022-08-12 07 49 23) 旧作のリメイクでありながら原作に忠実なのはこっちという不思議なことになっている作品 -- 名無しさん (2022-08-12 12 16 00) Kis-My-Ft2が歌うEDテーマも素敵だと思う -- 名無しさん (2022-08-12 12 27 05) ペコが原作の生意気さを抑えられ旧劇より可愛らしくなったせいで、王国に着いた時の(服を着る文化ってことは王子なのに全裸だったんだなコイツ…)という意識が強くなりました -- 名無しさん (2022-08-12 13 05 33) 基本的にゲストキャラとは湿っぽい分かれ方をしないのび太が涙を流して別れを惜しんでた辺りペコはのび太にとって家族も同然の存在に昇華してたんだろうな… 不覚にもあのラストは少し涙ぐんでしまった -- 名無しさん (2022-08-12 13 54 41) 挿入歌の「友達」が本当にいい歌なんだよね。当時は木村さんの経歴を知らなくて歌を上手くする道具って実在するの?とか馬鹿正直に思ってた -- 名無しさん (2022-08-12 14 49 47) 百歩譲って空飛ぶ船は軍事基地や発電所を攻撃できるからいいとして、火炎放射器しか搭載してない車はどう足掻いても戦車には勝てんよな、下手したら対戦車地雷とか迫撃砲でも詰みかねん -- 名無しさん (2022-08-12 14 59 16) 22世紀の一般ロボットであるドラえもんが所有する自家用衛星で発見されたという事は、22世紀にはすでに人類とバウワンコ王国とで国交が結ばれている可能性が。それだけならまだいいが、人類の歴史を顧みれば…… -- 名無しさん (2022-08-12 15 04 14) 久々にアマプラで本作を見たけど、ダブランダーが小物すぎて草生えた。ここまで小物な劇場版ヴィランって小戦争のギルモアくらいじゃないかな? -- 名無しさん (2022-08-12 15 16 56) 作中街並みや水車とかでバウワンコはこんな国 姫の侍女に名前がついてたり 色々補足していたな -- 名無しさん (2022-08-12 16 40 54) 地球征服が無謀なだけで数千人規模の犠牲者は確実に出るからな 追い出されとはいえ命の恩人である原住民とか最前線だし -- 名無しさん (2022-08-12 16 58 17) アフリカ諸国や原住民の村に奇襲掛けて一時的に制圧して勝鬨を上げて…まあそこで海外に事情が知れて確実に国ごと終わるよね。旧作の項目でも言われてたけどあのタイミングでドラえもん達がやって来たのはバウワンコにとっても幸運だった -- 名無しさん (2022-08-12 19 00 07) 遠吠え砲が量産されてでてきてたらめっちゃやばかったからな。 -- 名無しさん (2022-08-13 09 31 49) 大筋が原作通りで見やすいのは同感。ただ電光丸電池切れからの運で勝利する展開は個人的には微妙だったかな。原作通り普通に電光丸で打ち勝ってくれた方が「あんな強敵にも対抗できるドラえもんの道具すげー!」という気持ちになれたし、電池切れ自体原作では全く明言されてない設定でもあるから… -- 名無しさん (2022-08-13 17 29 12) 全部終わって帰った時に何かを察したママが何も言わずにお帰りって言ってくれるの良いよね -- 名無しさん (2022-08-13 22 16 55) 何気にジャニーズ事務所所属のアイドルが映画ドラえもんの主題歌を担当したは本作が初なんだよね・・・ -- 名無しさん (2022-12-25 22 44 47) 終盤ペコと10人の外国人の活躍に夢中でブルススが映った時に忘れてたってなる。 -- 名無しさん (2023-01-13 19 28 15) タイトルのドラえもんと新の間がくっ付いてるけど直せる? -- 名無しさん (2023-03-09 22 05 07) 所々原作にはないシーンが織り交ぜられてるけど、本筋とは大きく関わらなかったり上手いこと本編の補完を担っているから本当にこれは良リメイクだったと思う -- 名無しさん (2023-04-07 12 54 20) スピアナ姫の棒読みだけがかなり気になった。他のゲスト声優はそこまでじゃなかったので。 -- 名無しさん (2023-08-20 19 18 55) 今作での気に入らない点は、ペコVSサベール隊長が無かったてんと、小栗旬意外のゲスト声優かな。 -- 名無しさん (2023-09-01 02 46 25) 当時ガキだった俺をドラえもんファン ケモナーに導いた罪深き作品 -- 名無しさん (2023-10-11 13 05 43) ドラえもん達がダブランダーに敗北してたら 遠吠え砲「主要都市破壊するで〜」核ミサイル「やり返したるで〜」と言うあまりにも不毛に結果なってたと思うと恐ろしいわ -- 名無しさん (2024-03-05 13 04 28) ↑×3 原作的にはのび太vsサベールが正しいからしゃあない。一応ペコの回想で実現されてはいるし… -- 名無しさん (2024-03-14 13 00 07) 名前 コメント
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前提 推定 学年別誕生日順 コメント 前提 1.AGC38キャラクターは全員が 武蔵旭丘女子学園 に通う生徒である。 2.プロフィールの年齢はそれぞれのデビュー日あるいは4/1の満年齢である。 3.プロフィールの年齢は年度末の年齢ではない。 4.飛び級・留年している生徒はいないとすると、学年ごとにありえる年齢は以下となる。高1:(年度初~誕生日前)15歳・(誕生日後~年度末)16歳 高2:(年度初~誕生日前)16歳・(誕生日後~年度末)17歳 高3:(年度初~誕生日前)17歳・(誕生日後~年度末)18歳 1についてはTwitterでの AGC38_official のツイートで何度か「武蔵旭丘女子学園」というフレーズが出てくる。 2についてはプロフィールが必要となる時点を考えると、デビュー日あるいは4/1のどちらかなのが自然。また、プロフィールや履歴書では数え年ではなく満年齢を書くのが常識だろう。 3については年度末の年齢だとすると高1→16歳・高2→17歳・高3→18歳となるが、15歳のキャラクターがいるため当てはまらないと判断できる。 4については飛び級・留年といった特殊設定のキャラならプロフィールに書いていないとおかしいので、AGC38にはそういったキャラクターはいないと判断できる。 推定 前提条件を元にAGC38キャラクターの学年を推定すると以下となる。 № 誕生日 名前 年齢 プロフィール年齢が4/1時点の場合 プロフィール年齢が10/1時点の場合 プロフィール年齢がデビュー日時点の場合 19 01/01 鈴元 日和 15 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 24 01/05 東山 櫻子 18 年度末には19歳→大1? 年度末には19歳→大1? 年度末には19歳→大1? 38 01/11 三条 美羽 18 年度末には19歳→大1? 年度末には19歳→大1? 年度末には19歳→大1? 28 02/01 外池 美穂 16 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 10 02/19 園山 美月 17 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 34 03/03 門井 舞 16 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 30 03/12 坂尻 桃花 17 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 32 03/14 川澄 愛梨 18 年度末には19歳→大1? 年度末には19歳→大1? 年度末には19歳→大1? 26 03/17 篠山 小春 17 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 22 04/01 黒島 玲奈 16 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 25 04/01 桜丘 瞳 18 年度末には19歳→大1? 年度末には19歳→大1? 年度末には19歳→大1? 16 04/03 夏原 里美 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 14 04/21 寺林 陽菜 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 03 05/15 花城 さくら 16 年度末には17歳→高2 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 04 06/06 木浦 琴音 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 12 06/16 加賀山 栞 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 13 06/16 加賀山 優月 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 36 06/21 刈谷 七海 18 年度末には19歳→大1? 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 35 07/07 鴨下 未来 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 27 07/07 雑賀 くるみ 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 29 07/23 古海 遥香 16 年度末には17歳→高2 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 37 08/03 柚原 花音 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 05 08/09 小糸 咲 16 年度末には17歳→高2 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 11 08/10 豊住 若菜 16 年度末には17歳→高2 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 23 08/28 都筑 優奈 18 年度末には19歳→大1? 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 20 08/30 潮崎 杏奈 16 年度末には17歳→高2 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 06 09/02 永谷 茜 16 年度末には17歳→高2 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 18 09/08 桜小路 葵 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 21 09/28 日下 亜美 17 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 09 10/15 星野 寧々 15 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 年度末には15歳→中3? 15 10/18 在原 環 17 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 31 10/20 豊原 香織 17 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 年度末には17歳→高2 07 11/20 高須賀 彩乃 17 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 01 11/22 神津 明日香 16 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 33 11/29 有澤 美鈴 17 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 08 12/07 白柳 結衣 16 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 年度末には17歳→高2 17 12/21 高月 璃子 17 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 年度末には18歳→高3 02 12/25 大辻 梨乃 15 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 年度末には16歳→高1 ?マークが付いているのは高校生ではなくなる場合。 デビュー日時点の年齢だとして設定ミスが濃厚なのは以下の5人。01/05生まれで18歳の東山 櫻子 01/11生まれで18歳の三条 美羽 03/14生まれで18歳の川澄 愛梨 04/01生まれで18歳の桜丘 瞳 ※4月1日は早生まれである(*1) 10/15生まれで15歳の星野 寧々 ※10/1時点の年齢ならば問題なし。 学年別誕生日順 設定ミス疑惑の5人の年齢を修正して、学年別に誕生日順にすると以下となる。 № 誕生日 名前 年齢 プロフィール年齢がデビュー日時点の場合 高1 10 03 05/15 花城 さくら 16 年度末には16歳→高1 29 07/23 古海 遥香 16 年度末には16歳→高1 05 08/09 小糸 咲 16 年度末には16歳→高1 11 08/10 豊住 若菜 16 年度末には16歳→高1 20 08/30 潮崎 杏奈 16 年度末には16歳→高1 06 09/02 永谷 茜 16 年度末には16歳→高1 09 10/15 星野 寧々 15 16 年度末には16歳→高1 02 12/25 大辻 梨乃 15 年度末には16歳→高1 19 01/01 鈴元 日和 15 年度末には16歳→高1 高2 16 16 04/03 夏原 里美 17 年度末には17歳→高2 14 04/21 寺林 陽菜 17 年度末には17歳→高2 04 06/06 木浦 琴音 17 年度末には17歳→高2 12 06/16 加賀山 栞 17 年度末には17歳→高2 13 06/16 加賀山 優月 17 年度末には17歳→高2 35 07/07 鴨下 未来 17 年度末には17歳→高2 27 07/07 雑賀 くるみ 17 年度末には17歳→高2 37 08/03 柚原 花音 17 年度末には17歳→高2 18 09/08 桜小路 葵 17 年度末には17歳→高2 21 09/28 日下 亜美 17 年度末には17歳→高2 15 10/18 在原 環 17 年度末には17歳→高2 31 10/20 豊原 香織 17 年度末には17歳→高2 01 11/22 神津 明日香 16 年度末には17歳→高2 08 12/07 白柳 結衣 16 年度末には17歳→高2 28 02/01 外池 美穂 16 年度末には17歳→高2 34 03/03 門井 舞 16 年度末には17歳→高2 22 04/01 黒島 玲奈 16 年度末には17歳→高2 高3 12 36 06/21 刈谷 七海 18 年度末には18歳→高3 23 08/28 都筑 優奈 18 年度末には18歳→高3 07 11/20 高須賀 彩乃 17 年度末には18歳→高3 33 11/29 有澤 美鈴 17 年度末には18歳→高3 17 12/21 高月 璃子 17 年度末には18歳→高3 24 01/05 東山 櫻子 18 17 年度末には18歳→高3 38 01/11 三条 美羽 18 17 年度末には18歳→高3 10 02/19 園山 美月 17 年度末には18歳→高3 30 03/12 坂尻 桃花 17 年度末には18歳→高3 32 03/14 川澄 愛梨 18 17 年度末には18歳→高3 26 03/17 篠山 小春 17 年度末には18歳→高3 25 04/01 桜丘 瞳 18 年度末には18歳→高3 コメント それぞれのデビュー日というよりは、プロジェクト始動日の10/1時点という可能性は? - 名無し 2011-01-15 18 47 59 10/1時点の場合も追加しといた。影響あるのは寧々の年齢が15歳で問題なくなるのと、環と香織が高3になるだけかな。 - 名無しさん 2011-01-16 01 29 46 ていうか年取るのかね、来年度 - 名無しさん 2011-01-16 20 30 53 年取らないとかプロデューサーがツイートしてた気がする。てかこの考察は誕生日と年齢からありえる学年を推測してるだけなんで、年取らなくても関係なかったり。 - 名無しさん 2011-01-16 21 33 47 っと分かりづらいか。基準日時点で誕生日を迎えているかどうか+年齢で学年を推測できる(前提4参照) - 名無しさん 2011-01-16 21 41 38 15歳の3人が10月1月12月だから10月1日基準かなあ。18歳のダブり四天王は対策がもともと存在しないので - 名無しさん 2011-10-14 17 44 33 4月1日生まれは3月31日に年齢が加算されるのが日本の法律なので訂正。設定する側が間違ってる可能性もゼロではないが・・・ - 名無しさん 2011-10-14 17 56 16 3月31日24時=4月1日0時は年度末なのか否か。3月31日23時59分までは確実に年度末だと思うけど。 - 名無しさん 2011-10-14 22 51 50 なんか単純に15歳がミスって気がしてきた。誕生日=設定年齢になったのをお祝いする日、というのがこの手の歳を取らないキャラの場合の常識だから - 名無しさん 2011-10-25 19 59 15 名前
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ドラえもん のび太のBIOHAZARD(VXリメイク版) 制作者:57 ◆/56tlI7z2A 氏 制作ツール:RPGツクールVX 概要 RPGツクールVXでの改造版。 本家のびハザのリメイクという位置づけで制作されており、ストーリーの内容は本家と同じ。 顔グラフィックとピクチャーが一部を除いて一新されている。 本家からの変更点 リメイクバイオ1のようにゾンビがクリムゾンヘッド化するようになっている。 ゾンビ等クリーチャーのAIが一新されており、非常に手強くなっている。 謎解きやキーアイテムの数や配置などに変更が加えられている。 ダメージ演算に距離の概念が加わっている。 関連作品 本家のびハザリメイク元の作品。
https://w.atwiki.jp/nobita-residentevil/pages/56.html
TACTICS版 制作者:125 氏 制作ツール:SRC 概要 SRCというシミュレーションゲーム自作ツールで作られた、のびハザの外伝作品。 そのため、起動するためにはツクールではなくSRC本体が必要になる。 他ののびハザとはゲームジャンルが異なり、アクションゲームではなく戦術シミュレーションゲーム。 主人公は無理のないバイオⅡ?に登場した自衛隊員たちで、のび太ではない。 無理のないバイオⅤ?の最新版では削除されていた、自衛隊シナリオに相当するものらしい。 その他 現時点で本編は未完成であるため、クリアは不可能である。 間違ってもクリアの仕方が判らない等、スレで質問しないように。 未完成作品のため、現在プレイできるのはステージ5まで。 最新版が公開されてから、一年以上更新がない。作者が失踪している可能性があります。
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/356.html
目の前の雑踏は耳障りなノイズを奏でる 人々の声、足音、そして――ポケモンの声。 ~~僕は5年前、この町に来た。 といっても、他の町から来たとかそんなもんじゃない。 違う世界だ。 そう、僕がいた世界だ。 5年前まで、そこが僕のいるべき世界だった。~~ 夕暮れに差し掛かる。 斜陽は紅く世界を照らす。 僕のいた世界と変わらない。 聳えるビルも、鉄の民家も同じ。 違うのは、ポケモンがいることだけ。 ~~5年前、友達を巻き込んで、僕はこの世界に来た。 青い狸のようなロボット、ドラえもん。 彼が出した機械によって僕らは来たのだ~~ ――僕の名前は野比のび太――15歳 人々から離れ、僕はアパートに帰った。 ようはポケモンをうまく扱えれば、この世界では暮らしていける。 僕の仕事は、とあるジムで挑戦者相手に小手調べすること。 前哨戦みたいなもので、ジムリーダーに言わせれば弱ければ弱いほどいいらしい。 そうすれば挑戦者は油断するから。 だから僕を選んだのだろう。 バトルに関しちゃ全然だめな僕を――あいつらしいや。 まぁ、それでも仕事にはなる。 一応、あいつには感謝しているのさ。 「あぁ、のびさん。おかえり」 お隣のばぁさんが寄って来る。 僕は挨拶をして「ただいま」と返した。 「お客さんが来てるよ。部屋の中にいるみたい。 鍵を掛けっ放しにしてたのかい?危ないねえ。フェッフェ!」 いやに耳に残る笑いを残し、ばぁさんは自分の室内へ入った。 お客さん――一体誰だ? 見当はつかない。 それに鍵? 僕はちゃんと…… 僕のポケットの中にはちゃんと鍵があった。 こうなるとますます怪しい。 ばぁさんが嘘でも言ったか……いや、ボケたか? ……ま、確かめてみるかな。 そう心に決めてはみるものの。 やっぱりちょっと怖い。 ノブを握る僕の手は少し震えていた。 ……回すぞ! グッグッ ……あ、鍵か。 誰も見ていないのに急に恥ずかしくなる。 兎に角、ドアを開けた。 「のび太さぁん!!」 突拍子も無く彼女が飛びついてくる。 背後には見覚えのあるマリルリの姿が見受けられた。 「……しずちゃん?」 胸の上を擦る、懐かしいおさげ。 源静香、かつての僕らのマドンナだ。 同時に記憶がふつふつとよみがえって来る。 「ど、どうしたのしずちゃん!? とにかく中へ……あ、僕が入るのか」 そんなこんなで泣きじゃくる静香を押しながら、部屋へ入る。 暮れなずむ町を背に、僕は扉を閉める。 目の前の静香は大袈裟に大人びて見えた。 無理も無い、僕が最後に会った静香はまだ10歳だったのだから―― 「のび太さん!今まで何していたの!?」 静香は堰を切ったように質問を浴びせてくる。 「あたしがロケット団に捕まってからもう5年も経つのよ! どうしてこうなったの!? 誰かがチャンピオンになったら元の世界に帰れるんじゃなかったの?」 「あぁ、うんまあ……そうだったんだよね。本当は」 僕は静香を宥めながら、床に座らせる。 「実はね静香ちゃん。 あの道具……壊れちゃったんだ」 フッと、静香の顔から表情が消えた。 「こ、壊れたって?」 「うん。 実は参加者の一人がチャンピオンになっても元の世界に戻らなくてさ。 そのチャンピオンが言うには機械が壊れているみたいって」 「そんな……それで!? ドラちゃんはどう――」 首を横に振る僕を見て、静香はようやく思い出したようだ。 ドラえもんが手持ちのピカチュウの攻撃を喰らい、ショートしてしまったことを―― 「……ごめんなさい」 静香がおもむろに頭を下げたので、僕は慌てた。 「べ、別にいいんだよ! もうみんな知っているんだから。 僕らがこの世界から帰れなくなったこと、みんな理解してくれた。 仕方ないから僕らはこの世界で暮らしているんだ。 ほら、この世界ってポケモンが使えれば――」 「そんなことよりのび太さん!」 そんなことですかしずちゃん。 「あたし今大変なの! 追っ手が来てるのよ!匿って!!」 そういえば、静香は5年間ロケット団のところにいた。 道具が壊れた騒ぎですっかり忘れられていたのだ。 「お、追っ手って……ロケット団の?」 「そうよ! あたしロケット団員として養成されていたんだけど その腕が認められて幹部にまで上り詰めたの。 だけど、のび太さんたちがずっと来ないから心配になって 暇だったから脱出したの」 色々と突っ込みたかったが、静香の様子が本気なのでやめておく。 「……わかった。 でもそれだったら僕なんかよりジムの方へ――」 ガシャン! 不意に部屋の窓ガラスが勢いよく割られた。 振り向くと、ドンカラスと共に一人の男が侵入して来る。 完全な犯罪だ。訴えなきゃ。 いや待てよ。 このままじゃ僕が大家さんに訴えられる! 「見つけたぞ!静香! ロケット団を裏切るとは愚かなことを! この空の覇者、須羽ミツ夫から逃げ切れるわけ――」 「行け、ピカチュウ!10万ボルトだ!!」 名誉の危機を感じた僕はポケモンを繰り出す。 黄色ねずみは凄まじい電撃を繰り出し、須羽を処した。 須羽の絶叫が響き渡る。 う~ん。さすが僕の第一のパートナーだ。 あの電撃の輝き、威力……なんとすばらしい! 因みにドラえもんをショートさせたのもこいつだ。 須羽がマックロクロスケとなっているうちに、僕は静香の手を握る。 「さぁ、行こう!しずちゃん!! ……時にしずちゃん。どうしてこの部屋に入れたんだい?」 「ええ、ピッキングよ! ロケット団にいるうちに習ったの!」 しずちゃん。 5年間の歳月はいったい君に何をもたらしたんだ…… かくして僕らの逃亡劇が始まった。 電気ねずみと水ねずみを従えて―― まず目指すのはジムだ! 《《《 「……おい、1号がやられたぞ」 男はたこ焼きを頬張りながら言う。 かなりの巨漢だ。 それを背負うペリッパーも、標準に比べればかなり大型。 「1号……懐かしい呼び名ね」 女はピジョットに腰掛けながら下を見ている。 駆けて行くのび太と静香の前に。ばぁさんが立ち塞がっていた。 「ああ、俺らにとっちゃあいつはいつまでも1号や。 んなことより……次はどうすんねん?」 「順番からして、次は2号ね」 「ウキャ!?」 「ええんかいな、そんなんで……2号ええんか?」 「ウキャキャ!」 チンパンジーは勢いよく民家から降りていく。 腰にちゃんとモンスターボールをつけて―― 》》》 「会話は聞いてたよ。 壁越しから聞こえるんだ。フェッフェ」 ……僕は5年間もそんな所に住んでいたのか。 ばぁさんはドードリオを繰り出す。 「乗りな!」 「……いえ、いいです」 僕はばぁさんの脇を擦り抜け、駆けていった。 逃亡劇は始まったばかりだ! 僕は走った。 しずちゃんを連れて、ジムへ向かったんだ。 ジムの扉を蹴破り、ジムリーダーの元へ―― 「おい、リーダー!助けてくれ!!」 僕は急き込んで叫んだ。 「ど、、どうした?のび太? それに……しずちゃん!?」 これがこのジムのリーダー。 一角獣のスネ夫だ。 僕はことのあらましを説明した。 「なるほど、しずちゃんがロケット団に追われているのか…… よし、僕も協力しよう!」 スネ夫は頷く。 一角の如きヘアーが襲ってきたのを置いといて、僕らは裏口からジムを出る。 この町のゲートまで来た。 「この先はポケモンリーグなんだ。 四天王は僕らの知っている人物だ。きっと助けてくれる」 「……おい、ちょっと待てスネ夫。 お前が僕らを助けるんじゃ」 「あ、それとついでにこれを受け取ってくれ」 僕の言葉を切って、スネ夫は紙を差し出した。 [ハナダキャバレー 採れたて新鮮な美女たちがあなたをおもてなし――] 「あはは、ごめん。間違えた」 スネ夫が笑いながら誤魔化す。 ……おい、なんだその『行ってて当たり前だよね』的な目つきは。 そして何故それを僕に向ける? そんなに打ち殺されたいか?一角獣。 「これだよこれ」 [スネ夫君。 ○月○日、ポケモンリーグに来てほしい。 重大発表があるんだ。 チャンピオンより] 「これが数日前、僕の家に届いたんだ。 日付は今日。だけど僕は大事な用があるんだ。 だから代わりにチャンピオンのところへ言ってくれないか?」 怒りを鎮めた僕はその手紙を受け取った。 「わかった。チャンピオンの所へ行けば――」 ドオォォォン!! 爆音が町中でこだました。 「な、何だあれは!?」 僕は思わず叫ぶ。 町中に突如、巨大なケッキングが現れたのだ。 頭にチンパンジーが乗っている。 ケッキングは町の塔によじ登っている。 「!!あそこには店が! のび太、しずちゃん!来い!」 スネ夫は先導する。 「?……どうしたの?しずちゃん」 僕は隣のしずちゃんが震えていることに気づいた。 しずちゃんはケッキングの上のチンパンジーを凝視している。 「のび太さん。 あたし、あのチンパンジー知ってるわ! あたしが幹部になるときに『人じゃ無いから』っていう不純な理由で 一階級落とされたロケット団員よ! ロケット団員は幹部の下が全員下っ端なの! だからあたしのこと相当恨んでるはずよ!!」 ……ここで突っ込んだら負けだここで突っ込んだら負けだここで突っ込んだら(ry 兎に角僕らは町を救うため戦いに躍り出た。 待ってろよキングコング! 巨大ケッキングが町を破壊していく。 何やら塔に登り、雄叫びを上げている。 !!巡回するヘリをぶっ壊しやがった……何の映画の撮影だこれは。 そんなこんなで僕たちは町に戻ってきた。 機動隊がケッキングに爆撃を仕掛けている。 「くそ……僕の町をこんなに荒らしやがって!!」 スネ夫は悪態をつきながらケッキングを見上げていた。 その時 「あ!あれは何!!」 しずかが空の一点を指す。 僕はそれを見た。 「あれは確か――!!」 僕は気づいたんだ。 二体のネンドールが一体のドダイトスを頭に載せている。 その上には一人の王女の姿! 「ムス子さんだ!!」 僕は思わず叫ぶ。 「えぇ!? ムス子ってあの笑わないでいつもムスっとしていた女の子のこと!?」 しずかは明らかに動揺していた。 当然か……あれは確かに驚くべきことだったから。 「そうだよ。 ムス子さんはね、旅の途中自分の本名を知ったんだ。 ロムス子・パロ・ウル・ラピュタ――それが彼女の本名。 彼女はどっかの古代文明の、王族の末裔だったんだよ!!」 何故だ……しずかが訝しげに僕を見てくる。 嘘はついていないのになぁ。 「「愚かな猿よ!!」」 ムス子王女が拡声器をつかって話し出す。 返事の代わりに、ケッキングの唸りが一声。 「「我の王国はこの町のそばに浮かんでいる。 そこへお前の攻撃音が響いてきた。 それが我の安眠を妨げたのだ!! よってここいら一帯の人間と共にお前を滅ぼす!!覚悟しろ!!」」 ネンドールの足の先で、エネルギーが溜まっていく。 「あれはきっと本気だぞ……しずちゃん、ほっといて行こう」 「ええ」 そうして僕らはポケモンリーグへ向かうことにした。 光が弾け、爆発、突風。 町の中心に攻撃が放たれたのだ。 「「あはははは!! 見ろ!人がゴミのようだ!!あはははは!!」」 拡声器を通して、ムス子の笑い声が聞こえてきた。 「あぁ、のび太さん。あのムス子が笑ってるわ。 5年の間に随分変わったのね」 僕はリーグへ入った。 左にはジョーイ、右にはフレンドリィショップ店員がいる。 「リーグ参加者ですね。何かお買いに?」 店員が話し掛けてきた。 僕は首を横に振る。 「いや、僕は戦いに来たんじゃないんです。 チャンピオンに会いに来たんです」 「どっちにしろチャンピオンに会うためには四天王の間を通らなければいけません。 しっかり話せば大丈夫でしょうが、四天王は全員血気盛んなので戦いを挑んできてしまうかと」 とジョーイが教えてくれた。 僕は溜め息をつき、しずかの手をより強く握る。 「行くよ。しずちゃん。 なるべく戦いは避けるよう協力してくれ」 「わかったわ」 しずかは力強く頷く。 なんとか大丈夫だろう。 そういえば四天王も知り合いばっかりだった気が…… とりあえず僕は第一の間の扉を開けた。 待ってろよチャンピオン! 第一の間――『美来斗利偉・拉麺男』 メガネをかけたテンパの男が中央に座っている。 カップヌードルを啜っている。 「むごっ! ひょーふぇんしゃだば!!」 食べながら喋ってやがる。きたねえ。 四天王の男は一気にカップヌードルを吸い込んだ。 「―ーよし、食い終わった! 俺の名は小池!四天王の一人さ! カップヌードル片手に時空を越えて参上する最強の背景キャラ――」 な、なんだかわからんが熱い奴だ。 僕はとりあえず交渉してみる。 「あの……僕たち戦いに来たのではなく」 「行くぞ、まずは俺のポケモン! 行くんだ、『ナカタニ』!」 小池さんが繰り出したのは『ナカタニ』という名のカイリキーだ。 「ふわー、はは!! どうだ、俺の先鋒の威圧感は!? ん、何故『ナカタニ』なのか聞きたそうだな? 『中谷』という字を立てに並べて丸で囲んでみろ!ぶわー、ははは!!」 だめだ、こいつ。 「しずちゃん。ここはスルーで」 「マリルリ、はかいこうせん」 しずちゃん……僕の言葉は届かなかったんだね…… マリルリの口元で光が急速に収束し、発射される。 光線にぶち当たり、壁まで吹き飛ばされるナカタニ(カイリキー)。 「な、ナカタニぃぃ!! ……くそぉ、よくもやってくれたなこの」 突然僕の背後の扉が破壊される。 「やっと見つけたわよ……」「あの町を出るのはホンマ、大変だったで」 アイドルスタイルの女と、巨漢の男が現れた。 隣でしずかが息を呑む。 「のび太さん! あいつら幹部よ!!ついにここまで来たんだわ!!」 「くくく、その通り」 幹部の女がキッと、僕たちを睨んだ。 「さぁ、その女を渡しなさい!」 ……渡せって言われて渡す奴いるかっての。バカだろこいつら。 「しずちゃん、次へ行こう」 僕は先導し、次の部屋への扉を開ける。 階段だ。 どうやら第二の間は二階らしい。 僕らは駆けて行く。次の間へ―― 《《《 「追うのよ、パーやん!」「もちろんでぇ、パー子!」 「まてぇぇい!!」 小池が扉の前に立つ。 「俺を倒してから行きやがれ!!」 こうして第一の間で死闘が始まった。 しかし面倒なので省くことにする。 》》》 第二の間――『自虐妖怪・御化Q』 僕は第二の間の扉を開けた! 「毛~がさ~んぼ~ん、毛~がさ~んぼ~ん」 白いたらこクチビルの……お化けが歌っている。 恐らく歌は自分のことだろう。 情けなく生えている毛は確かに三本しかない。 「あのね~。Q太郎はね~。 毛が三本しかないんだよ~♪ …… う ら み は ら さ で お く べ き か あ!!!!!」 どうやら僕らは恨まれたらしい。 そして何故か…… 僕は無性に腹が立った! 「何で恨むんだこの野郎! 僕の友達の『ドラえもん』はなぁ!! あったまてっか、て~か!されどぴっか、ぴ~か!!てなぁ 毎週歌ってたけど、いっつも泣いてたんだぞ! 部屋の隅で泣いてたんだぞ!!」 僕は怒った。 久しぶりに怒った。 だけど、目の前の白い物体は何も言わない。 「くそ、三本も残ってるのに自虐に走りやがって!! そんなものあるからいけないんだよ!えい」 ブチッ ぷしゅうぅぅぅぅ―― その変化で、しずかが気絶した。 僕は見なかったことにして、しずかを負ぶさる。 さて、次へ行くか。 第三の間――『危うし、オシシ仮面!』 「ふふふ、オシシ仮面よ。ついに追い詰めたぞ」 敵の参謀が語り出す。 「くそ、油断していたぜ……」 オシシ仮面が悪態をつく。 周りには十数人もの敵の傭兵。 もはや助かることは不可能か――? 「バカな奴だ。 まさか先代のライオン仮面の名を少し利用しただけで簡単に捕まるとはな」 「!!そ、それじゃまさか」 オシシ仮面は息を呑む。 自分の考えてることがあってなければいいと、心から願って―― 「ふふふ、ようやく気づいたようだな。 オシシ仮面よ。お前の考えている通りだ! ライオン仮面は死んだのだよ!!ふはははは」 「嘘だ!」 オシシ仮面は必死で首を横に振る。 「嘘だ嘘だ!兄貴がお前ら何かにやられるわけ」 「うるさいやつだ。消せ!!」 バシュ! 「グェーーーー!!」 ばたりと倒れこむオシシ仮面。 そのまま動くことは無かった。 「すいません。ちょっと通りますね」 お取り込み中悪いので、僕は急いで第四の間へ向かった。 第四の間――『発明家奇天烈が遺した機械侍コロ助』 「ワガハイの部屋へようこそナリ~」 黄色い二頭身の何かがいた。 絡繰ってやつだな。 僕はとりあえず説得から始めてみる。 「あ~僕は戦いに来たんじゃないんだ。 チャンピオンに会いに着たんだ。 それだけだから」 「だめナリ! ワガハイを欺こうたってそうはいかないナリ!」 くそ、こいつも頭かてぇな。 ドラえもんみてぇなやつだ。ショートしてぇ…… 「いくナリ、ワガハイのしもべ!」 コロ助がボールを投げた。 出てきたのはなんと、人間だ! 「驚いたナリか? 奇天烈が遺した発明品、人間捕獲服従球! これを使えば人間をポケモンと同じように扱えるナリ!」 な、何て道具だ。 奇天烈――外道だな。 「因みにその人間が奇天烈本人ナリ。 研究のやりすぎでニートになり、目障りだったので発明品を使って捕らえてやったナリ! いけ、奇天烈!」 奇天烈の拳が、僕に目掛けて襲ってきた。 「ま、待て!コロ助! お前確かコロッケ好きだったな!」 拳がピタッと止まった。 「どうして知ってるナリ?」 「アニメ見てたからな。そのくらい知ってる」 「ふぅん……アニメに出るときに設定されたことだけど、確かにコロッケは好きナリ!」 「じゃあ、コロッケやればチャンピオンに会わせてくれるな!」 「……考えてやってもいいナリよ~」 ふ、かかったな! 僕はポケモンを繰り出す。 出てきたのはエビワラー。 「そいつの名は『コロッケ』だ。何故かわかるか?」 なぁに、すぐわかるぜ! 「コロッケ、あの技だ! 死んだ親父から教わったあの技、見せてやれ!」 コロッケ(エビワラー)の右手が、炎に包まれる! 一気にコロ助に詰め寄り、そして ほのおの拳がコロ助を吹き飛ばした!!やったぜ! え、何?ほのおのパンチ? 違う、あれは『ハンバーグー』だ! 「とにかく、終わったな」 僕はボーっとしている奇天烈の秘孔をついた。 息を引き取る直前、奇天烈は「あぁ、近視の僕にも死兆星が見える」と呟いた。 いったいどこから星を見たというのだ……いや、言いたかっただけか。 僕が次の階へ登ろうとした、その時! 「ナリ~!!」 なんとコロ助が再び立ち上がった! 〈まずい……まずいぞ! まず『北斗の拳』と『コロッケ』のネタを一度に理解する人間なんてざらにいない! ただでさえ苦しいギャグ運びだと言うのに、コロ助め起き上がりおった!! このままじゃいけない。 のび太よ……早く!次の一撃で勝負を決めるのじゃ!!〉 な、なんだ!? 神の思し召しが聞こえてくる。 そうか、ここで終わらせなきゃ……僕らはお蔵入りらしい。 冗談じゃない。「次で決めるぞ!コロッケ!!あの技だ!!」 コロッケ(エビワラー)は炎の拳で北斗神拳の何かを繰り出した。 あいにく僕は北斗百裂拳しか知らないのでわからない。 「ちぃ~、ば~!!」 ……おい、コロ助。その断末魔は幻の 〈急げのび太!このままではぼろが出る!〉 天の声だ。 僕は急いでしずかを抱え、チャンピオンの間へ向かった。 チャンピオンの間――『結局僕が一番強くて凄くてチャンピオンなんだね』 僕は扉を開ける。 その部屋の中央に置かれた物体。 それは僕の目を釘付けにした。 頭でっかちな、青いフォルム。 あまりにも懐かしいその姿。 そう、僕が壊したあの―― 「……ドラえもん?」 僕は目を疑った。 まさか……そんな ドラえもんは僕のピカチュウがショートさせてしまい 置き場所に困って廃棄処分に出したはず。 なんでここにあるんだ? 「やぁ、来てくれたかい」 ふと、部屋の奥から白衣の男が現れる。 出木杉だ。 出木杉は話してくれた。 この世界から出る方法を考えていたこと。 そのために、ドラえもんをなおしていたこと。 「そしてもうすぐで、ドラえもんはなおるんだ!」 出木杉が力説する。 「その瞬間にみんなを集めたかったんだけど……そうか、スネ夫君は来てくれないか」 「?みんなって……僕は何も聞いてないぞ?」 「え……あ、ああ忘れてた!ははは」 この野郎。 「さあ、ドラえもん復活まであと10分! ちょっと待ってて――」 出木杉の言葉は、扉の破壊音で途切れた。 さっきの幹部二人だ! こいつらは扉の開け方を知らないのか? 「――は!」 しずかが背中で目覚めた。 「のび太さん、あいつら幹部よ!! きっとあたしを追って」 ごめん、さっきも聞いたよ。しずちゃん。 「おい、お前ら!」 とりあえず僕は声を張り上げる。 「小池さんはどうなったんだ!?」 「ふふふ、あいつならパーやんに凶器攻撃してきて退場になったわ! とにかく、しずかを奪いに来たわよ!」 女の言葉の後、出木杉が不敵な笑みを漏らす。 「残念だったな!もうじき僕らは別の世界へ行くんだ! このロボットの力でなぁ!」 「なら、そのロボットごと破壊してあげるわ!」 「な、なんだってー!?」 出木杉……余計なことを 襲ってきた幹部たち! 狙いはドラえもんの完全破壊! 絶体絶命、どうなる僕ら! と、その時! 天井が破壊され、ボーマンダが現れた。 「な、なんやこれは!?」 「こいつら、まだ仲間がいたのか!」 幹部たちが慌てふためく中、僕は見た。 ボーマンダの背に乗る男を。 「あ、あれは! ガキ大将軍ジャイアンじゃないか!」 僕は歓喜のあまり叫んだ。 「えぇ!?15歳でまだガキ大将なの!?」 そこはつっこまないでよ、しずちゃん。 「よぉ、待たせたな出木杉! 手紙の通り来てやったぜ!」 ジャイアンが振り向く。 「よく来てくれた、武君! とりあえず今からドラえもんを復活させようと思うんだが邪魔者が入った! そこのゴミ二人を抹消しろ!」 「まかされよぉ!」 ジャイアンの攻撃が始まる。 僕の背後で凄まじいバトルが繰り広げられた。 「出木杉、まだなおんないのか?」 「まだだ、ドラえもんの左真ん中のひげが無い!」 「……おい、それ故障中だからいらないぞ」 「な、なに――!?」 「ピッピ、ピカチュウ、プリン、加勢してあげて!」 ビシャァァァ――ン!!! ショォォー――!!! ブジュゥゥ、ブジュゥゥ!!! 「しずちゃん、それのどこがピッピて――うわあぁぁ!!!」 激戦は続く。 「……やった、やったぞのび太君! ドラえもんの尻尾が見つかった!これで完成だ!」 「パトラッシュ、僕すごく眠いんだ……」 「ドラえもん、起動しろ――!!」 ――タラララッタラ~♪ 「ぼくドラえもん~」 ドラえもん、蘇生完了。 「ドラえもん、この世界から出たいんだ。なんとかしてくれ!」 出木杉は急いで、壊れた『ゲームの世界へ入れる道具』を取り出した。 「……よし、わかった!え~と」 ――タラララッタラ~♪ 「タイムふろしき~。 これでどんな道具もなおっちゃうよ~」 ……ちょっと待て出木杉。 ドラえもんが壊れてても四次元ポケットはなんともなかったんじゃ 「やった!なおったぞ!」 そのまま出木杉はスイッチを押した。 ここはいつもの空き地。 もとの世界へ帰ってきた。 僕らの世界の住人だった人々も、みんな。 この場にいるのは、六人。 チャンピオン、僕、しずか、ガキ大将軍、そして焼け焦げた一角獣。 「ドラえもん、スネ夫が死体だよ!」 「タイムふろしき~」 「れ、あれ?みんなどうしたの?」 みんなの間で、スネ夫がゾンビということは内緒になった。 「どうやらみんなはそれぞれの家に送られたようだね」 「ポケモンの世界も結構楽しかったのになあ」 「僕はもうこりごりだよ~」 5年前のように、笑いの絶えない日常。 帰ってきたんだ! 僕らの生きるべき世界にね! それからの話を少々。 復活した古代文明は某国大統領のラジコンジェットに激突し、墜落したらしい。 どこかの超人たちが集まる大会で、テンパの新チャンピオンが誕生したとか。 また、どっかの戦隊がリーダーの急死により解散した。 そしてある発明家が遺したものが、騒動を巻き起こしたことも。 さらにオシシ仮面の後継者、オカメ仮面が……おっと、国家的秘密でこれ以上わからない。 僕たちはドラえもんの『コンピューターペンシル』を奪い、高校に入った。 みんな別々の高校だけど、心はいつも繋がっている。 いつまでも、友達さ! 完 戻る
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第三学年 主教科旧約聖書 知恵の書/詩編 新約聖書 ヨハネ文書/書簡 終末論/対神徳 秘跡論Ⅲ 終油/叙階 秘跡論Ⅲ 告悔/婚姻 宗教道徳学 社会・政治・経済・コミュニケーション道徳学 教父学Ⅱ 教会史Ⅲ 近現代 教会法Ⅲ 副教科司牧神学 エキュメニカル神学 某修道会神学 ゼミいわゆる卒論指導 主教科 旧約聖書 知恵の書/詩編 テキスト目次 新約聖書 ヨハネ文書/書簡 テキスト目次 終末論/対神徳 【終末論/対神徳 テキスト目次】 秘跡論Ⅲ 終油/叙階 詳細 秘跡論Ⅲ 告悔/婚姻 詳細 宗教道徳学 テキスト目次 社会・政治・経済・コミュニケーション道徳学 講義概要 教父学Ⅱ 詳細 教会史Ⅲ 近現代 詳細 教会法Ⅲ ブラジル人の教会法学者M神父による。 例をふんだんに挙げた興味深い授業。とりわけ結婚については、各国から集まった学生が自国の習慣を挙げ合い、賑やかであった。 テキスト目次 副教科 司牧神学 詳細 エキュメニカル神学 詳細 某修道会神学 講義要項にはあるが、行われなかった模様。 ゼミ いわゆる卒論指導
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無理のないバイオⅡ? 制作者:125氏 制作ツール:RPGツクール2000 概要 無理のないバイオ?の続編。 ストーリーのほとんどの内容は原作バイオ3を基盤とされているが、随所に変更が見られる。 本家からの変更点 のび太と聖奈以外の主要キャラクターが画面上には登場しない。 ハンターγが新たに追加されている(高難易度版のみ)。 難易度が強化された(高難易度版のみ)。 その他 前作をベストエンドでクリアしてからプレイすることがおすすめ。 倉庫の張り紙を調べることで難易度が調節可能。
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学年題俳句の6分類の、それぞれの学年の象徴的な存在として生み出されたキャラクターのこと。総称して学年題6姉妹と呼ぶ。 名字は設定されていないが、所属している部活などの設定はある。 あくまでイメージであり、作り手は個々のキャラクターをそれほど意識する必要はない。たとえば中2の茜はバスケ部に所属しているが、中2の句は必ずバスケ部でなくともよい。 名前 中学1年生……心 中学2年生……茜 中学3年生……郁 高校1年生……環 高校2年生……瞳 高校3年生……円
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誤字脱字等の報告お願いします 作者の方のタイトル等変更希望もこちらに 名前 コメント すべてのコメントを見る 誰も更新してないって、寂しいもんですね。新wikiも よく分からん事になってるし -- (名無しさん) 2013-02-07 16 32 34 管理人者誰なの マジキモイ 死んどけ 死ぬなら自殺しろ BAKABAKABAKA -- (名無しさん) 2012-01-21 17 41 35 のびた、キモす.バカす.アホす。 このごろ皆書いてないよねーーー そんなんなら、このコメント欄消しちゃえよー おい関係者!聞いてんのか!! -- (名無しさん) 2012-01-06 14 17 50 ※私の、DSはバグっているので真似しても無駄です。 ・リュウラセンの塔で最上階にNではなく、のび太がいた。 ※皆のB.Wではでないから -- (名無しさん) 2012-01-04 17 45 54 半年近く更新がないのはなぜですか? -- (闇のび太(闇サトシ的な意味で)) 2009-03-17 18 12 52 携帯獣の続きを書いてほしいです。 お願いします。 -- (maron) 2008-12-27 14 27 10 ひとまず今wikiに載っている旧イエロウは消してほしいです。 -- (イエロウ) 2007-11-25 00 22 29 左上の画像について、外部絵板に投稿された作品の内、一つを採用・差し替えさせていただきました。作品を投稿された皆様、ありがとうございました。-- (wiki補佐) 2007-09-05 17 29 07 実は以前までの分を投下しようと思っていたもので…。返答㌧-- (最終兵器ヒトカゲ) 2007-07-19 18 18 38 専用ブラウザで見てるから、今までの投下を収容するのは簡単 -- (赤髪) 2007-07-18 21 12 04
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前へ 周囲には数軒の民家、それだけしかない小さな町。 その町の名前は『フタバタウン』俺は今この町に居た。 この町を訪れた理由、それは近辺にある『シンジ湖』に用があるからだ。 そこにはエムリット、俺たちを助けてくれたポケモンが居る。 もう三日も前の話か。だが俺はあの時の出来事は永遠に忘れることは無いだろう。 俺たち目掛けて落下してくる巨大な岩石―――のび太達が悲鳴を上げる。 あの時はもう『死』を覚悟した。 岩石が命中したその時、激しい閃光が俺を包む――― 気がついたときは、カンナギシティに立ち尽くしていた。 周囲には、のび太、ジャイアン、スネオ。 三人も目の前で起こった現象に呆然としているようだ。 一体……何が起こったんだ? とりあえず助かった。思わず気が抜けて座り込んでしまった。 するとエムリットが、俺の首周りを浮遊していた。 その顔には明らかに疲労の色が見える。 この時俺は悟った。エムリットが俺達を助けてくれたことを――― しばらくしてシロナがやってきた。それと同時にもうエムリットが居ないことに気づく。 最初はかなり落ち込んだ顔をしていたが、俺達の姿を見た時 先ほどとは打って変わって、明るい表情へと変化した。 俺たちが生存していたのが嬉しかったのだろう。 その後、夜にシロナの家で食事を済ませた。 静香もその時には元に戻っており、俺の姿を見た時は驚いていたが 事情を説明すると、俺のことを受け入れてくれた。 その時に出木杉は来ないのが不思議になって、のび太に聞いたら 『出木杉とは連絡が取れなかった』と言っていた。 キッサキシティでは俺を襲ってきたが、たまたまその場に居たのだろうか……? 皆がシロナの家に宿泊して行くと言ったので、俺も宿泊していった。 いつも一人で寝ていたから、その時の夜は何か不思議な気持ちだった。 翌朝、俺は一番早く起床した。理由は誰にも気づかれずこの家を立ち去るためだ。 昨日まで敵だった奴が、一緒に食事をして、寝床につく。 なにかそれが恥ずかしかった。 足音を立てず玄関まで行く。その時背後にシロナが現れた。 何か言われると思ったが、ニコッと微笑みこう告げた。 『困ったことがあったら、私のところに来なさい』 と、この時もまた不思議な気持ちがした。 そして、俺はシロナの家の扉を開けた。 その後、数日間色々な所を歩き回っていた。 四天王に挑戦する権利は得ていたが、このまま勝利できるほど甘い場所ではない。 そう感じた俺はポケモン達の、そして自分自身の修行を始めた。 ポケモンリーグ―――それも突破せねばならない関門だが それ以上に突破……いや崩壊させねばならない組織があった。 そう……『ギンガ団』 自分の行いに対する償い、自分に過去にけじめをつけるため……何が俺を駆り立てるかは分からない。 だがやらなければならない、そんな気がした。 ―――だが、やる前にもう一つやることはあった。 エムリットに礼を言いに行く。 気がついたときはエムリットは居なくなっていて、、礼の一つすら言えなかった。 所謂命の恩人に、何も言えないのは俺のポリシーに反する。 そんな思いで、今日はここに訪れたのだ。 ―――シンジ湖 全体に茂る若草、所々に咲き乱れ原っぱを明るい雰囲気へと変化させる花。底が見えるほど奇麗な湖。 そして、湖面に不自然に浮かび上がる小さな洞窟。 心が洗い流されるような景色だったが、何故か不快感が浮かび上がる。 昔から、湖など水辺は好きになれない。 なぜ好きになれないのか、不思議に思った。 くだらない思想はさておき、前のリッシ湖と同じ考えで行くと、あそこにエムリットは居る。 そう確信した俺は、ラグラージに乗って空洞まで辿り着いた。 空洞の中に入る。中は静寂に包まれていた。 一歩一歩と進んでいく。 『抵抗するな!』 突然静寂は切裂かれる。それと同時に俺は走った。 エムリットに危機が迫っている。そう直感した俺はモンスターボールを投げた。 「クロバット、行け!」 ボールからクロバットを投げる。クロバットの素早さなら間に合う。 予想通り、誰かの短い悲鳴が俺の耳に飛び込んできた。 『なにをしているんだ!?』 大声を上げ、倒れている人間を睨みつける。 この時俺は目を疑った。 倒れていた人物それは―――出木杉英才だった。 「お前………」 出木杉は目を逸らす。その時エムリットは出木杉から逃げ出し、空洞の中から脱出した。 「あ、待て!」 出木杉は手を伸ばすがもう遅い、既にこの空洞内にエムリットは居なかった。 「……なぜエムリットを捕らえようとしたか説明してもらおうか?」 俺は出木杉の退路を封じる位置に立つ。 「そうは行かないよ……僕にはやらなきゃいけないことがあるからね!」 モンスターボールを構える出木杉、そういうことか。 俺はクロバットを一歩前進させる。 「行け、ムクホーク!」 モンスターボールが放物線描いて飛んでいく。 それは俺とクロバットの居る僅かな隙間で停止し、光りだす。 中からはムクホークが姿を現した。 「うわっ!」 思わず尻餅をつく。ムクホークに威嚇されてしまったのだ。 すると出木杉はムクホークに飛び乗った。 「じゃあね、またいつか会おう」 そのままムクホークは加速し、飛び去っていった。 その光景を呆然と見続ける俺。 あいつ上手い……ボールの状態だと小さいが、出てくればそれなりの大きさになる。 それでスペースを圧迫されたうえ、威嚇を受けて俺は尻餅をついてしまったのだ。 ……どうやら、もう戦いは始まっていたようだな。 ナナシ ルカリオLv57、クロバットLv54、ロトムLv53、 ラグラージLv55、グレイシアLv53 翌日、俺はカンナギシティを訪れた。 シロナの家を訪問すると、玄関に何足か小さな靴が乱雑に放置されていた。 まさかとは思ったが、シロナに案内された部屋にはやはりのび太達が居た。 しかし、どことなく空気が重い。 「暇だから僕らに会いに来た……ってわけじゃないみたいだね」 どうやら……そっちでも何かあったみたいだな。 少し話し合い、俺たちはお互いに知っている情報を話し、整理することにした。 俺は、出木杉がエムリットを誘拐しようとしていたことを皆に話した。 皆も驚いた表情をしていた。まるで信じられないと。 俺自身も未だに信じられないところがある。あの真面目な奴が…… 「次は僕らが見た出来事を話してもいい?」 「あぁ…聞かせてくれ」 のび太の話……それも信じられない出来事だった。 シンオウの大都市の大量のギンガ団員が現れて、トレーナーを襲撃していたというものだった。 その場に居合わせたのび太達は、周囲のトレーナーと協力し何とか追い払うことができたようだ。 だがいつまた襲撃されるか分からない。その事実に皆黙ってしまった。 「どうやらギンガ団が本格的に活動を始めたようね、ナナシ君はなんか聞いてない?」 シロナがそう尋ねる。 「何も聞いてないな。だが町を襲うほどの武力行使に出たのは初めてだな…… おそらくギンガ団は、ここ数日間で作戦を大幅に変更したのだと思う」 力や権力を利用するのを父さんは嫌悪しており、そんなことをすること今までに無かった。 だが今は違う……向こうも情けやプライドを捨て、野望を果たすために本気になったのだろう。 「分かったわ、その様子だと再び襲撃してくる可能性は高いわね すぐに対応できるように皆で協力しましょう? いい?」 シロナの言うことは間違っていない。数には数で対抗する。俺も賛成だ。 俺が『分かった』と返事をしようとしたその時――― 『僕は嫌だよ!』 皆が声の主に反応して振り向く。声を張り上げたのはスネオだ。 スネオは俺の方をキッと睨み指差す。 『僕は一回こいつに殺されかけた! それに裏切ったふりをして、スパイをしている可能性もある 僕はこいつを信用することはできないんだ!』 自分が悪い、そう分かっていても怒りが込上げてくる事はある。 俺が返しの言葉を言おうとしたとき、ジャイアンの大声が家中に響いた。 「もともとお前が、卑怯な手を使ってナナシのバッジを奪ったのが悪ぃじゃねーか! いちいち細かいこと言うなよ、お互い様だろ?」 「くそっ……なんで僕ばかりが……こいつが仲間に入るなら僕は入らないよ、じゃあね」 スネオはそう言うと走り去っていった。 「なんだよあいつ……」 「いいんだ…結局俺が悪いのは事実だからさ」 不思議と今の気持ちは落ち着いていた。 「……今カンナギの周囲はテンガン山が崩壊したことによって、ポケモン達の気が立ってる もしそんなところに入ったらまずいわね……ひょっとしたら……」 一気に気まずくなる。苦手なんだよな……こういう空気。 「仕方ないわね、探しに行きましょう。私はテンガン山の方を探してくるから のび太君と静香ちゃんはこの辺を、ナナシ君とタケシ君は210番道路の方をお願い」 俺たちは返事をして、シロナの家を出た。 ―――210番道路 霧が立ち込めている。過去にここで出木杉と遭遇したっけな。 ひょっとしたら出木杉は、あの時点で俺の正体を知っていたかもしれないな…… 「なにぼぉっとしてるんだ! 周りにスネオが居ないか探せ!」 「あ…悪い……」 ジャイアンの一喝で俺の思考が途切れ、周りを見渡すのに集中し始めた。 ……が霧のせいで全く見えない。霧払いが使えるポケモンは持ってないしな。 「ナナシ、やっぱりあいつの言葉気にしてるのか?」 気にしてない……そう言えば嘘になる。 未だに頭の中にその言葉は響いている。そうすることでまた一段と暗い気持ちになる。 「大丈夫さ、俺がなんとかしてみせる」 ジャイアンのこの言葉、俺にとっては非常に頼もしいものだった。だが――― 『うわぁあぁぁああぁぁああ!!』 「この声はスネオの……お、おい待てよ!」 他人に頼ってはいけない、自分で自分の罪は償う! 霧のせいで視界が悪く、スネオの詳しい位置までは分からないが 断続的に漏れる悲鳴と、僅かな足音でなんとなく位置は掴める。 「わ、悪かったよ……ちょっとイライラしてたんだ、もうしない、だから許して!」 スネオの姿が見えてくる。あと一歩で崖に転落という状況だ。 そして、スネオを襲っているのはコモルー。頭にこぶが出来ている。 大方スネオが石で蹴って、それがコモルーに命中したのだろう。 『ママーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』 『クロバット、催眠術だ!』 クロバットを出し、催眠術でコモルーを眠らせる。 これで一段落d――― 『うわぁあ!』 スネオが手を乗せていた足場がを突然崩れ、スネオは崖に転落した。 「スネオぉ!」 俺はスネオの方に手を伸ばす。すると肩が外れるくらいの痛みが俺を襲った。 「ぐぁあ……」 「ナ…ナナシ……」 「絶対手を離すなよ……引き上げるから……」 手に力を込めて引き上げようとするが、一向に上がりそうにない。 それどころから俺も崖の方に引き込まれ始めた。 まずい……このままじゃ……うわっ! 俺の居た足場が崩壊する、それと同時に腕から力が抜けていくのを感じた。 地面に転落しようとしたまさにその時、俺の腕が何者かに掴まれる。 その何者かは軽々俺を引き上げると、声を上げた。 「全く……無茶しやがって……俺様が助けてやらなかったらどうなったか……」 声の主はジャイアン。その額には汗が浮かんでいる。 そうだ、スネオは!? 「安心しろ、気絶してるが大丈夫だ……」 スネオがジャイアンを負ぶっている。助かったのか。 一気に体の熱が抜けていった ――― 「ご苦労様、危機一髪だったみたいね」 シロナが安心した表情で俺たちに声をかける。まだ少々フラフラしてる。 ジャイアンがスネオを負ぶってここまで連れて来たのだ、その体力に感心させられる。 「スネオ君……これからは感情的になって動かないようにね」 諭すようにシロナが喋る。スネオは俯きながら『分かりました』と呟いた。 今俺はソファに腰をかけて寛いでいる。 なんというかやる気がでない。ジャイアンは解散した後『修行だ!』とか言って外に出て行った。 後は知らんな……俺も疲れを癒そう。ギンガ団の襲撃を止めるためにな。 俺が夢の世界の扉を開けようとしたとき、不意に名前を呼ばれ飛び上がる。 名前を呼ばれた方を振り返る。そこにはスネオが居た。 「なにか用か?」 もう寝よう、という時に起こされて少々不機嫌だ。先ほどよりも声が暗い気がする。 「その……悪かったな。コボルバッジのこと……」 不意を突かれた。まさに今の俺の状態だ。 「このバッジは返すよ、自分の実力で挑戦してくる」 スネオが俺に菱形のバッジを押し付けてきた。 「じゃあな」 スネオはそう言うと俺に背を向ける。 「ま、待ってくれ!」 歩こうとしたスネオを静止する。スネオは振り向いた。 「俺もハクタイの森で悪かったな……やりすぎた」 そういえば何だかんだで初めて謝罪したんだな…… スネオは俺の言葉を聞いた後、無言で再び背を向け歩き出した。 その背中は何処と無く勇敢に見えた。 ナナシ ルカリオLv58、クロバットLv55、ロトムLv54、 ラグラージLv56、グレイシアLv54 六時頃、スネオは家に戻ってきた。その右手にコボルバッジを持って。 それに連れられるかの様に静香、のび太、ジャイアンの順で戻ってきた。 「大分俺のポケモン強くなったぜ?」「僕のポケモンだって!」「私もよ」 三人は満足そうな笑みを浮かべている。どれだけ強くなったのだろう? 一度手合わせをしてみたいな……現状で仲間通しの戦いは避けるべきか。 「そういえば私皆のポケモン全員見たこと無かったわね、見せてくれない?」 シロナもいつの間にか部屋に居た。 するとジャイアンが威勢よくモンスターボールを投げた。 「見て腰を抜かすなよ、行けぇ!」 投げたモンスターボールからはドダイトス、カイリキー、サマヨールそしてガブリアスが姿を現した。 「私はこの子達よ!」 静香がボールを投げる。コンテストの癖なのか投げるときにモーションがあった。 出てきたのはエンペルト、サーナイト、ガーディ、アブソルだ。 「出て来い!」 のび太のポケモンは前回戦った時の変化は無かった。だが全体的にレベルが上昇している。 「ふふふ…僕のポケモンも見てみなよ!」 スネオの顔は自信に満ち溢れている。 出てきたのはゴウカザル、トリトドン、テッカニン、ヌケニン、カクレオンだ。 最後に俺は自分のポケモンを出した。 「私の思ってたより皆成長していたのね……感心したわ」 チャンピオンに誉められたのが嬉しいのか、四人は顔を紅潮させている。 「タケシ君は攻撃力を優先、スネオ君はトリッキーなポケモンが多いわね 静香ちゃんは広範囲の突破……のび太君とナナシ君はバランスか……」 シロナがブツブツと何かを言っている。 「私が今度の襲撃の時の作戦を考えておいてあげるから、あなたたちは食事でもしてなさい」 襲撃時の作戦か……こちらの方が圧倒的に兵の数が少ないから 策が非常に重要になってくるな。 とりあえずシロナに任せよう。腹が減った。 今日はカレーか……えぇーと砂糖はどこだ――― 砂糖を取ろうと手を伸ばしたその時、何かが床に落ちる音が聞こえる。続いて金属が落ちる音。 『静香ちゃんっ!?』 のび太が一目散に近寄る。静香は突然椅子から転げ落ちたのだ。 続いてスネオとジャイアンが近寄る。 「また……なのかよ……」 また? そういえば二回倒れたって言ってたな…… しかしこんな急に倒れるなんておかしくないか? だが現実に静香はうなされた表情をして倒れている。 「皆退いて、ベッドに運ぶわ! シロナの気迫に押されて一歩下がる。静香を抱えたシロナは自分の寝室に戻っていった。 のび太達三人と輪を作り雑談する。内容はなぜ静香が倒れるかだ。 「……初めて倒れたのは、キッサキシティでちょうどスズナに勝利したところだよな?」 「うん、次に倒れたのはギンガトバリビルに乗り込む直前だよ」 そして三回目が食事を始めようとしたときだ。 なんらかの行動が、トリガーとなって倒れたってわけじゃ無さそうだな。 「なぁ……一体何で倒れたんだ? 静香ちゃんに何が起こってるのか教えてくれよ!」 「それは僕も知りたいよ、でも分からない、僕らには知る術が無いんだよ」 ギンガ団で、こんな行動を起こしているなんていうのも聞いたことが無い。 初めて倒れたのがキッサキである以上、俺が退団後に実行したって訳は無いしな。 まさか第三者の誰かがやっているのか? この時、出木杉の顔が浮かぶ。まさかあいつが―――? それとも俺の知らない誰かか? 様々な予想が生まれて消えていくが、どこか納得の行かない。上手く行かないそんな感じがした。 「静香ちゃんも安定してきたわ、あなたたちももう寝なさい 明日の早朝に襲撃……ひょっとしたら深夜には来るかもしれないわよ」 ……そうか、目先の敵に捕らわれてはいけない。 敵は他にもたくさん居る。それら全てに対応せねばならないのだ。 皆も納得したのか、部屋の電気を消して布団に潜っていった。 ―――午前零時 ……突然、目が覚めた。 なぜかは分からない、だがしばらく眠れそうに無いな…… 外の空気でも吸ってくるか。 安からか顔で眠っているのび太たちを踏まないように気をつけながら、外に出た。 空は霧がかかっていて薄暗く、星や月は全く見えなかった。 ふぅ……流石に寒い。霧のせいか? 腕を震わせる。遭難した時の寒さに比べたら数段マシだが。 首を回し、手を上に伸ばして体を解す。いい音が鳴った。 仲間……か。悪くは無いな。 トレーナーズスクール時代は、ギンガ団総裁の息子と言う縦書きのせいか 同級生も先生も必要以上は関わろうとせず、いい思い出がまるで無い。 そしてそれはギンガ団時代も同じだ。 結局俺には、今の今まで誰一人仲間と言うものは居なかった。 だが今は違う。色々あったけれども四人の友人が出来た。 俺はこの友人と共に頑張って行きたいと思う。 もうそろそろ戻ろう。そう思ったときだった。 俺の背後に一人の男が現れた。 それはギンガ団総裁であり、俺の父親でもある男―――アカギ。 「なんの用だ!」 咄嗟に身構える。こんな時間帯に遭遇するなんて…… 「まぁ落ち着け、今夜はお前達を襲いに来たわけじゃない。ちょっとした取引をしにきたのだよ」 「取引だと?」 襲撃しに来たわけじゃない。とりあえずこの言葉を聞いて安心する。 だが嘘かもしれない、油断しては駄目だ。 「今お前がギンガ団に戻ってきたら、副総裁の地位と共に伝説のポケモンをいくらか贈呈しよう どうだ? あんなぬるい連中と一緒に居たら永遠に掴むことの出来ない待遇だぞ?」 伝説のポケモンか……確かに操ってみたい気もする、だが――― 『断る』 父さんは顔を歪めるが、俺がこの選択肢を選ぶのはある程度想像していたのか どこか余裕を含んだ表情となっている。 『俺は決めたんだ、のび太たちに最後まで協力するってな だからギンガ団には戻らない、そして全力でギンガ団を叩き潰す!』 拳を前に突き出す。もうギンガ団に未練など無い。 「そうか……ならこちらも全力で貴様らを叩き潰そう そして後悔させてやる、この選択肢を選んだことをな……」 父さんは邪悪な顔を一瞬こちらに向ける。だが怯んだりなどするものか。睨み返してやる。 俺が表情を険しくさせると、父さんは酷薄な笑みを浮かべ、周囲の闇に溶けていった。 ナナシ ルカリオLv58、クロバットLv55、ロトムLv54、 ラグラージLv56、グレイシアLv54 静香 エンペルトLv60、サーナイトLv56、ガーディLv57 アブソルLv55 のび太 カイリューLv57、ライチュウLv54、アゲハントLv48、 ムウマージLv49、エテボースLv53 スネオ ゴウカザルLv57、トリトドンLv55、テッカニンLv50 ヌケニンLv51、カクレオンLv45 ジャイアン ドダイトスLv57、カイリキーLv55、サマヨールLv56 ガブリアスLv60 次へ